おはな

今朝早く、実家の猫が亡くなりました。
さっき兄からメールで連絡を受けて、それで目が覚めたので、起きたとたんに物凄い号泣してしまいました。
死因は多分、老衰。

『おはな』という名前で、私が４歳のとき、まだへその緒もとれていないような産まれたばっかりの状態で幼稚園の駐車場に、それも先生の車のタイヤの後ろにスーパーの袋に入れられて捨てられていた４匹の中の１匹でした。

凄い美猫で、普段はクールなのに何かをねだるときは反則的に可愛くなる絶妙な技の持ち主で、私はいつもめろめろにされてましたｗ
人間用のトイレで用を足したり、ボケてるんじゃないか??と思うくらいご飯をねだったり、事故でしっぽの神経がおかしくなったらしく、動くし感覚もあるくせに痛みは感じなかったり、なかなか変な猫だったなぁ
気に入らない味や匂いだと絶対に食べないわがままっぷりとか、美貌もあいまってまさにお嬢様みたいで、そういうところが大好きでした。

彼女は私と４つしか離れてないし、母が一から育てたこともあって、ほんとに妹みたいな存在だったので、正直結構辛いです。
年末帰ったときにはもうかなり老衰してて心臓止まるかと思うくらい吃驚したし、この前帰ったときには歯槽膿漏で自分で毛繕いも出来なかったし、ごはんもうまく食べられなかったし、東京に戻る数日前には口から血が出てたりしていたので、覚悟はしていたんですが…
覚悟が出来てたからって悲しみが軽減するわけではないんですよね

でも死ぬ前に会って可愛がってあげられたので、それはよかったなと。
それに、うちはお寺だからしっかり供養してあげられるしね。

兄がメールで『桜の木の下に埋めてあげよう』といってました。
春に産まれたから『おはな』
お花見の『はな』だから桜って意味なんです。
亡くなったのも春なんて、なんだか不思議な縁を感じます。

好き勝手に出歩けたしご飯もたくさんもらえたし、うちの子になって、きっと幸せだったよね
実家ではやたら猫の幻覚(歴代猫の霊かなと思ってる)を見るから、あなたも仲間に加わるかもねｗ
もしかしたら本物の猫又になってるかもしれないし

私の可愛い妹
１７年間、うちの子でいてくれありがとう


画像、おはなは下の黒い方です。
上の白いのは双子のもも(未だ健在)